乙女ゲームプレイ日記

※ネタバレ注意※ 乙女ゲームのプレイ日記です。つれづれに感想を書き連ねていきます。

【乙女ゲーム】剣が君 for V 攻略感想③

続いて左京ルートへ。

左京ルート

この人は目的があって花嫁行列に参加しており、鬼に恨みがあるようなのですがその理由はまだ不明です。温和で優しいですが、しょっぱなの血みどろ立ち絵と、山中で鬼を執拗に痛めつけるスチルに闇を感じました。主人公のこと、どうでもいいから優しいんだろうな。

江戸に戻ったあと、左京は鬼に切られ怪我をしているところを主人公に発見され、家に匿われることに。その日からしばらく左京は怪我の療養のため主人公の家に留まり、矢ノ彦(近所の子供)と遊んだりして和やかに過ごします。ある日、外で騒ぐ鬼が仇である斬鉄であると知った左京は、主人公の元を静かに去りました。左京を探す主人公。主人公って結構しつこいよね笑 人には言いたくない秘密の一つや二つあるでしょうに。

やっと見つけた左京から、御前試合を観に来て欲しいと言われます。御前試合で斬鉄とあたった左京は仇討ちを宣言しますが、あえなく負けてしまいました。

荒魂エンド

左京は仇討ちを諦められず、ついてこようとする主人公にわざと冷たく当たって突き放します。ここのキスのスチルいいね。

一方いつもの駿府組ですが、七重が生娘じゃないとわかり、斬り殺されてしまいました。しかも山賊に暴行を受けて身籠っていたようです。七重かわいそうすぎる。

その後、左京は何者かの声に呼ばれて洞窟にやってきます。落ちていた刀を拾うと、誰かを斬りたい衝動にかられました。これって村正とかいう剣なのでは。妖刀からは女の声(たぶん七重)が聞こえ、それを姉の声だと誤認した左京は妖刀に魅入られ、代々受け継がれてきた大切な刀・蛍丸を手放してしまいます。その後、斬鉄一味を殺し、刀の声の言うままに人を斬りまくる左京。うん、なんとなくこの人はこういう狂人キャラな気がしていたわ。ついには矢ノ彦も斬り殺してしまいました。これはひどいよ。

左京を止めようとみんな集まりますが、刀に憑かれた左京はついに主人公を斬ってしまいます。その後、左京も自ら死を選び、ふたりで黄泉路を行くエンドでした。最後は地獄に落ちる左京についていき、ふたりして地獄へ…。このエンド結構好き。スチルが美しすぎる。

・奇魂エンド

斬鉄一味を殺してお尋ね者になるところまでは荒魂エンドと同じ。矢ノ彦は助かったので良かったです。左京は刀に憑かれた自分を許せず、蛍丸を手放した池に身を投げてしまいます。主人公も後を追って池に飛び込み、気がつくとふたりして黄泉にいました。しかし主人公は死んでおらず、主人公を呼ぶみんなの声が聞こえ、意識を取り戻しました。左京とは死に別れてしまったけど主人公は生きてるし、左京も蛍丸を取り戻せたのでこっちの方がいいエンドではある…かな? どっちもつらいよ!

・幸魂エンド

七重は死なず、鼓と江戸に逃れました。左京は御前試合に負けたあと、洞窟に蛍丸を置いていくことにします。蛍丸の由来を聞いた主人公は左京を叱咤し、蛍丸を取りに行くように言いました。このルートの主人公、左京を精神的に支えている感じがあってすごくいいな。伝承の通り蛍丸が光ってるシーンで泣いた笑 生きるために斬鉄を倒したいと、気持ちを新たにする左京。

一方、鼓と七重は鬼に捕まり、利用されることに。おい。左京は斬鉄に決闘を申し込み、その前日に主人公に「自分が戻らなければ読んで欲しい」と手紙を渡します。やめろ。斬鉄は鼓とともに決闘の場に現れ、左京は窮地に陥りますが、螢たちが来て加勢してくれました。斬鉄を打ち果たし、仇討ちができてハッピーエンド。左京は江戸に残り、無料の寺子屋を作るとのこと。とても立派だけど、どうやって生計立てていくの…?

・和魂エンド

斬鉄との決戦、主人公はついて行きませんでした。不安な気持ちで待つ主人公のもとに、左京は敵討ちを果たして帰ってきました。その後、国に帰ることにした左京に主人公もついて行くエンドでした。偽の花嫁行列からはじまり、最後は山城国へ本物の花嫁として嫁ぐ幸せな結びですね。またみんなが護衛してくれて嬉しいわ。

 

左京ルート制覇。この人のシナリオはどれも面白かった!敵討ちのためだけに生きて、辛い人生を歩んできた左京の苦悩と、それをひたむきに支える主人公がとっても良かったです。

甲乙つけがたいですが、ふたりで地獄に落ちる荒魂エンドも良かったし、死に別れるけど左京の心が最後に救われる奇魂エンドも良かった。大団円の幸魂エンドも良かったし、花嫁行列で終わる和魂エンドも感動しました。

いやー3人目にしてやっと満足なシナリオでした笑

【乙女ゲーム】剣が君 for V 攻略感想②

続いて縁ルートへ。

■縁ルート

縁は飄々とした遊び人キャラですが、実彰ルートの後章でちょっと怖い思いをしたので意外性に期待。軟派なキャラは普段なら好きじゃないですが、ギャグ要素があったり周囲から呆れられてる系なら問題ないです。

そういえば、この人だけ懐剣が数珠丸であることを知ってたんですよね。元々幕府に支えていた人ってことよね。たぶんこの人が持ってる剣も、天下五剣の一振りなんじゃないかな。なんかほかの人には抜けないみたいな描写あったし。

花嫁行列を終え、江戸にもどってきた主人公。縁は実は徳川家光の養子で、見合いをさせられそうになっていました。まさかそんなお偉いさんだと思ってなかったのでびっくり。ていうか実彰ルートで主人公を盾に実彰を脅してたけど、お偉いさんなのにあんなムーブしてたのか。この人、主人公に対して気があるそぶりを見せ続けるのですが、これ本心なのかな? そういう気があるように見せかけて実はまったくない人だったら好みだったのですが、普通に興味はあるみたいです。うーむ。あんまり好みの展開じゃなさそうで残念。

江戸に戻り、なんやかんやあってふたりは仲良くなりますが、縁が素性不明なために主人公は彼を信じきれません。縁からは付き合ってくれと言われたものの、その後吉原の遊郭で花魁と話す縁を目撃し、平手打ちを喰らわせて帰ってしまいます。はい誤解。てか縁、さらっと主人公に告白したな。あんまりストーリーに深みがないなー。この時代って「付き合う」とかいう概念あるのか。

・荒魂エンド

森で妖怪に襲われた主人公を助けた縁。縁の素性がわかり、身分の違いから身をひこうとする主人公。結構キッパリ振っててワロタ。その後、お目付役の三厳から、縁が三日月宗近(天下五剣の一振り)を持っているのは御前試合で一番刀になったからだが、その試合は八百長が行われていたことを聞きました。いやなんでこれを主人公に話す必要があったの笑 仕組まれた結果に納得がいかず、かつ三日月宗近を本当の意味で使いこなせていないことにも悩んで今のようなフラフラした立ち居振る舞いをすることになったみたいです。

夜の森で妖怪に襲われていた長七郎を庇い、縁は深手を負います。半蔵が主人公を縁の元に連れて行ってくれました。いやなんで呼びに来たの? 三厳からあらかた聞いたとか言ってたけど、そんなこと半蔵に話すのも変でしょ笑 展開が強引だなぁ。縁が町娘である主人公に懸想してるってだけで幕府的には厄介なのに、さらに秘密をペラペラ喋るとかどうかしてる。怪我を負った縁を看病する主人公。その頃、森ではマレビト降臨の儀が執り行われていました。鼓は長七郎を庇った七重を斬ってしまいます。実彰ルート同様に縁の刀が光だし、縁は森へ向かいます。この光るのってなんか主人公関係あるのかね? 主人公もついていき、洞窟に着くと長七郎以外死んでました。縁は、開いてしまった常世の門を閉じるために宗近に力を込めて神降ろしをしようとします。主人公が手を添えると神降ろしできました。やっぱりこれ主人公なんかありそうな気がするな。神降ろしスチルは絶対あると思ってたので案の定ですね。マレビトをなんとか常世に返したものの、傷を負った縁は死んでしまうエンドでした。ふむ。最後の死に顔が怖い笑

・奇魂エンド

荒魂エンドとほぼ一緒。怪我をした縁を見舞う主人公。刀が光だすことはありませんでしたが、縁は洞窟へ向かいます。主人公はついて行きませんでした。一方その頃、七重が生贄に相応しくなかったとのことで降臨の儀は失敗。え、なぜこのルートだけ笑 なんだかんだで縁は鼓と戦い、勝ったものの瀕死の状態となり、そのせいでなんと記憶喪失になってしまいました。水戸にいたこと以外を忘れており、主人公のことも思い出せないよう。うーむ。まあよくある記憶喪失エンドって感じです。

・幸魂エンド

結構辛辣に断ってもしつこく店に来る縁。主人公も縁のことが好きだけど、身分の差を気にして敢えて冷たくします。町では縁と主人公のことでよくない噂がたってしまい、主人公はしばらく家を離れることに。田舎で畑仕事をする主人公の前にまた縁が現れます。いやいや、怖いこの人!ストーカーか笑 いつしか縁も畑仕事を手伝うようになります。馴染みすぎる笑 田舎からの帰路、縁の三日月宗近が光だしました。洞窟ではマレビト降臨の儀が行われていましたが、鼓と七重はすでに死亡。戦闘の結果、朝倉も自害し、縁はこれが自分の剣の道だったのかと苦悩します。悩みながら歩き行き倒れる縁。え、今更悩むことなの?と思ってしまった。その後、縁は三日月宗近を返上し、遠い地で主人公と百姓として暮らすエンドでした。こんな簡単に身分って捨てられるものなの?笑

・和魂エンド

刀が光って洞窟に行くところまで幸魂エンドと同じ。その後、朝倉を捕らえ責務を全うしますが、自分はもっと身近な人を守りたいと言っておかっぴきになり、三日月宗近を返上するエンドでした。これが一番縁らしいエンドな気がします。

 

縁ルート制覇。縁は、軟派なキャラだけど本性は別にあると思っていたので、まさかここまで裏がない人とは思わずガッカリでした。身分は偽っていたものの、お見合いの話が進んでにっちもさっちも行かなくなるとか、幕府的に邪魔な主人公が消されそうになるくらいの困難が降りかかってくるだろうと思いきや、それもなく。最初から好意的な人ってつまらないのよ〜。

このゲーム、選択肢によって四つの「魂」の数値が上がるんですが、正直内容はそこまで差もなく重要そうでもなく、意味あるのかなぁと思ってきた。

この後の人でドラマティックな展開になる人いるのかな。九十九丸はあまり絡みがなくてよく分からない人だから楽しみにしておきます。

【乙女ゲーム】剣が君 for V 攻略感想①

こちらは有名なタイトルですが、個人的に歴史ものがあんまり好みではなかったのでやってませんでした。でも歴史上の実在の人物が攻略対象になっているわけではなさそうだったので、それならいいかと購入。中古ならめちゃくちゃ安いです。

あらすじ

江戸で暮らす主人公は、偽の姫として花嫁行列を演じることになる。護衛として出会った六人の侍たちと絆を深める旅路。その先にあるのは、剣への道か、君との道かーーー。

※パッケージ裏より引用

 

オススメの攻略順があるみたいなので、それに倣います。また、個別√内にも「剣ルート」「君ルート」があり、エンドは四つあるみたいです。全然展開がわからん笑 プレイ前は、刀を擬人化したキャラを攻略するゲームかと思っていた笑 とりあえず2時間くらいやって、前章の花嫁行列、小田原まで来ました。現状のキャラの印象はこんな感じ。

★九十九丸:天然系まじめキャラ。いつもお腹を空かせている。こういう人が戦闘でキリッとしたらカッコいいよね!でもしなさそう笑

★螢:今回の「乙女ゲームにいたら安心するキャラ」。すなわち主人公に対して冷たい人。最初服装にびっくりした笑 軽そうな見た目に反してすごく真面目で好感が持てます。

★実彰:キリシタンかな?クール系まじめキャラだけど剣に憑いてる妖怪ちゃんのせいで人間味を感じてかわいい。結構好き。

★縁:乙女ゲームあるあるの最初からフレンドリーに口説いてくる軟派なキャラ。テンプレ展開じゃないことを期待したい。

★左京:丁寧語を話し、実は冷酷な一面もある気になるキャラ。誰か探してるみたいだったね。しょっぱなの血みどろ立ち絵にびっくりしたけどこの人も好きだ。なんとなく遥か3の弁慶に似てる気がする。

★鈴懸:天狗に育てられた子っぽい。今回の年下枠。年下キャラってあんまり惹かれないんだけど、この子めちゃくちゃかわいいし良い子!恋愛展開が読めないのがちょっと心配。

 

攻略キャラが主人公に対してほぼ事務的な振る舞いなのがいいね!乙女ゲームはこうでなくっちゃ!全員パラメータがあったけどこれ股がけできるのかな?

主人公は商人の娘で、今のところ無難な印象でよかった。攻略キャラが現時点ですでにかなり個性的で魅力的なので楽しみ。ただ、一度ソフトの読み込みがおかしくなってVitaで初めてフリーズしてしまった。やだな😭 あとちょっとシステムがもっさりしている。コドリアみたいにオートでバックライトが消えるのと、ロードが遅い。オートで変な間がある笑

前半は花嫁行列の話です。花嫁行列に偽花嫁として参加することになった主人公。6人の侍たちに護衛され、江戸から駿府に向かいます。みんな基本的に優しいですが、それはあくまで任務だからというビジネスライクな感じがとても良い。乙女ゲームで無条件に愛されるの嫌いなので笑 主人公は極秘で天下五剣のうちの一振り、数珠丸を懐剣として持たされています。実はこれを秘密裏に駿府に運ぶのもミッションの一つでした。

後半は個別ルートみたいですね。股がけはできないみたいです。

実彰ルート

花嫁行列の間、事あるごとに実彰を選んでルートに入りました。この人、鬼や妖怪は斬っても人間は斬らないと決めており、過去に何があったんだろうと思わせます。花嫁行列後、駿府で森の中の墓に手を合わせる実彰がいました。誰のお墓なんだろう。それにしても、花嫁行列が終わるとみんなあっさり別れててちょっと笑った。まぁ後半が個別ルートだからかもしれないけど、4時間くらいやったのに乙女ゲーム感がまったくない笑 でも恋愛過程の描写にこだわりたいほうなので、この潔い展開は好感が持てました!

江戸に戻り、いつもの生活を送る主人公。これ、攻略キャラとまったく接点がなくなったけどどうするのかしら。と思っていたら、ある日森で実彰の庵を発見、再会しました。実彰は江戸幕府に仕えるように再三依頼されているようですが、人を斬りたくないという信念から断っています。主人公に対しても普通に冷たい笑 ある日、主人公が通う薙刀の道場が道場破りされ、困った主人公は実彰を頼り、解決します。ここで主人公の親友のお松ちゃんの反応がなんかおかしかったので、実彰がお松ちゃんの家族を殺したとかその手の因縁がある気がしました。案の定、お松ちゃんのお姉さんを殺したのが実彰だったため、敵討ちをしにお松ちゃんがやってきます。

和魂エンド

お松ちゃんは実彰を許し、敵討ちを諦めました。意外とあっさり。その後、互いの気持ちが通じた主人公と実彰。ある日、うっかり実彰の家で寝てしまった主人公が目を覚ますと、実彰の剣である大典太が不思議な光を放っていました。どこかの方角を指し示す刀。ラピュタかな? 光のほうに向かうと、鼓と七重と長七郎がいました。長七郎は駿府の城主であった徳川家宣の遺児、鼓は一番刀で数珠丸の使い手、七重はその恋人です。彼らは家宣を蘇らせるという家宣の家臣・朝倉と、怪しげな老婆とともに徳川の追っ手から逃れるために江戸に来ており、洞窟で家宣復活の儀式を行おうとしていました。しかしそれが常世の門を開きマレビトを降臨させる危険な儀式であり、かつ生贄として数珠丸で七重を斬らなければならないと知った鼓は抵抗。そこから逃げていたところを実彰に助けられ、なんやかんやあって鼓たちは徳川に仕えることとなりました。徳川に勧誘されることもなくなった実彰は、婿入りして主人公の実家の店で働くエンドでした。ここ吹いた笑 これがベストエンドかな? 和やかに収まりすぎてちょっと物足りないかな。

荒魂エンド

お松ちゃんが実彰を許せず敵討ちにくるも、結局殺せない展開。こっちの方がまだいいかな。和魂エンドはあっさり許しすぎる。剣を正しい道に使ってほしいというお松ちゃんの言葉を受け、正式に徳川に仕えることに決めた実彰。その後、洞窟でマレビト降臨の儀を行おうとしている駿府の反城主派に遭遇し、あやうく生贄になりそうになる主人公を、実彰さんが助けてくれました。この辺の展開読める笑 その後は結局鼓たちは幕府に仕えることに。主人公たちは明確にくっつかない、ハッピーとは言えないエンドでした。いわゆるノーマルエンドみたいな感じでした。

奇魂エンド

荒魂とほぼ一緒の展開。しかし洞窟で実彰と鼓が対立せざるを得ない状況に。その決闘のなかで鼓が七重を斬ってしまい、常世の門が開きかけてしまいます。自分が何とかするから七重と鼓を連れて逃げろと主人公に頼む実彰。めっちゃ死亡フラグ立ってるんだが。しかもここで初めてキスのスチルが出た。おい、七重が瀕死の時に何してるんや。鼓の気持ち考えて笑 案の定、実彰は門を閉じるために常世側に行ってしまい、お別れエンドでした。つらいけど切なくて割と好きです。このエンドが一番良くないエンドっぽいな。

幸魂エンド

和魂エンドと展開は同じ。洞窟で、追われる鼓たちを援護。殺すためではなく守るために剣を振るうという意識が実彰に芽生えます。ひと段落したあと、江戸を離れることにした実彰は、主人公に一緒に来てほしいと言い、主人公もそれに応えます。出立の日、なんとお松ちゃんが再び敵討ちに現れます。え、やめるって言ってなかったっけ笑 でもそれは実彰の反応を見るためだったみたいです。なんやそれ笑 最終的にふたりは隠れ切支丹の島につき、結ばれるエンドでした。うん平凡。

 

このゲーム、いわゆるバッドエンドってないのかな。メリーバッドみたいな。実彰のエンドの中では、奇魂エンドが一番切なくて面白かったですね。

実彰は、お堅いタイプでわりとずっとクールだったので、正直なんで主人公に心動かされたかが理解できなかったかなぁ〜。主人公も何で好きになったかわかんなかったかも。実彰さん自体は、可もなく不可もなく。ハバキ憑きが可愛かったから良かったけど、あれがいなかったらちょっとつまんない人だったかもしれないですね。

どうでもいいが、このゲーム、モブがいちいちかっこいいのなんなの笑 鼓かっこよ笑 みんなイケメンで攻略キャラが霞むからやめて…と思いました笑

【乙女ゲーム】7'scarlet (セブンスカーレット)攻略感想③

最後にオーナーのルートへ。

■ユヅキ√

冒頭で、逃げる人と追いかける人のムービーが再び入りました。逃げていた人は烏丸ツヅリ。烏丸さんのお姉さんとかかな?追いかけていた人は自警団の格好をしたユヅキでした。ツヅリは屍者だったよう。最後に夫に電話をかけたいと懇願しますが、ユヅキは彼女を殺した?ようです。始まり方や話の流れが他の人と全然違いますね。

風邪をひいたユヅキにお粥を届ける主人公。強気な人が病気で弱るというこれまたテンプレ展開。ここぞとばかりにずけずけとモノを言う主人公に引くわ笑 どうでもいいけどユヅキのスチルなんか気合いの入り方が他と違くない?笑 夜通し看病の結果、2人の距離は少し縮まったようです。ユヅキあんなに冷たいやつだったのに自分のルートで普通の男になるのやめろや。

ある日、主人公がユヅキの部屋に行くと、烏丸さんがいて部屋を荒らしていました。烏丸は主人公を眠らせ、どこかの廃墟に監禁します。ユヅキが助けてくれますが、烏丸に殴られてユヅキは倒れてしまいます。ここで思ったけどたぶんツヅリって烏丸の妻かもしれん。

烏丸は自警団「屍葬組」について話します。ツヅリはやはり屍者で、ユヅキは彼女を狩ろうとしましたが懇願されて見逃したようでした。甘ちゃんめ。ようは、黄泉がえりみたいな話ですね、これって。ただ屍者は生きている者を殺す性があるため、屍葬組は彼等を葬る必要があると。ユヅキは屍葬組の長の跡取りでしたが、ツヅリを見逃したことでその座を追われたようでした。ふーん。それと主人公&主人公の兄もなんか関連があると思うんだけど…兄が屍者になっていてそれが猫面の男なんじゃないかな。なんとなく。主人公が実は屍者だったら面白いけど、人を殺したい衝動とかもなさそうだし、違うようですね。てか今思ったけど、このルート、トアが一回も出てこないんだけど。怪しすぎ。

なんやかんやあって、ライブ当日。全員が出払ったホテルでユヅキを待つ主人公。いや立て続けに町で3人も死んでるんだからひとりになるなよ笑 月読がやって来て、主人公をアルビノだと言います。いや違うだろ。白くないじゃん全然。月読はやっぱり屍者だったようで、主人公を殺そうとするも、ユヅキやソウスケがやって来て倒してくれました。主人公の兄を殺したのは月読だったそう。猫面の男も月読だったみたいです。

と思っていたら、エピローグで何者かが「月読が兄を殺したことにしておきました」と誰かに電話で報告していました。月読は女しか殺さないと言っていたし、ソウスケの父を殺したのは別にいるみたいですね。それにしても恋愛描写が稚拙で全くリアルじゃないわぁ😅

 

真相√

真相編が開きました。

真相はね…うーん。まあトア√が中途半端だったのはやっぱり何かまだあったせいだったね。真相は私が想像していたのとは少し外れていて、ミステリとしては割といい展開だったと思います。全√で中止になっていたエイトのライブが、この真相√でかなったのは良かったです。でも正直、終盤のヤスとユアのやりとりは「はぁ?」という感じでした。ユアちゃんの役回り、損すぎない?かわいそうだわ。力がなくなってるトアに対して主人公が自分を殺させてあげるかと思ったけどそんな自己犠牲あるわけもなく。まじ何なの、役立たずすぎる。マネージャーがピアノを弾いてくれたところはすごく良かったですね。トアを本当に思っているのはユアとマネージャーでした。主人公邪魔だわ笑

 

■総評

40/100

いやちょっと待って、結局お兄ちゃんの件ハッキリしないままおわったよ?誰が殺したの?

ミステリだったら、筋書きはそんなに悪くないけど乙女ゲームとしては稚拙。変に恋愛要素があったせいでミステリとしても「うーむ」って感じ。

登場人物がみんな全然魅力的じゃないのが致命的でしたね。ほとんどが「昔、主人公と会っててそこで恋に落ちた」設定です。主人公もなんで攻略キャラに惚れたか謎。

ユアちゃんは可愛かったけど真相を見たら主人公マジで邪魔じゃない?って思った。彼はユアちゃんと最後に過ごさせてあげたかったわ。主人公、うっとおしい性格で最後まで愛着湧かなかったです。

ガチガチに攻略制限があるのは良かったのですが、スチルの数で真相を想像しやすくなっているところは残念ですね。

黒幕である月読がただの狂人で同情するようなエピソードもなくドラマティックさに欠けていたこと、攻略制限のせいで真相が少し軽くなってしまった印象でした。

「暗闇の果てで君を待つ」が好きなら好き、というレビューを見たけどあれとは全然違います。キャラの魅力づけ、えっ!と驚くようなシナリオもなく、ドキドキ感もなく。絵のクオリティも低いせいで同人ノベルのようでした。

うん、これはつまんなかったです。

 

■追記

お兄ちゃん√

これ存在に気づかなくない?笑 真相√で終わりかと思ったよ。レビューを見返してて、真相√のあとに隠し√があることを知ってやってみました。

お兄ちゃん、声が緑川さんじゃん!やばっ!これだけで総評+10になるわ笑 お兄ちゃん結局どうなったんだと思っていたのですが、まあ死んでないしそもそも兄でもなく、ちょっと特別な屍者でした。この隠し√、後出し感がすごくて今までの話は何だったのかと言う気がしました。主人公が特別な存在(アルビノ)であるのもなんだかなぁ…という感じ。ミステリの禁忌とされてる手法をとられたみたいなガッカリ感があります。オチもはぁ…そうですか…みたいな感じ。あと、兄だと思ってた人が実は兄じゃなかったからといって、キスをするのは生理的に気持ち悪いんですわ。

うん、やっぱりこのゲームは個人的に今ひとつでした。

【乙女ゲーム】7'scarlet (セブンスカーレット)攻略感想②

続いてイソラルートへ。

イソラ√

高校生で料理人。馴れ馴れしい子です。主人公のイチゴ嫌いって、つぶれた臓物がイチゴに見えたことがあった経験があるとかかなぁ〜と今のところ想像中です。そういやヒノ√で月読さんが、甘い香りの人に刺されたとかなんとか言ってたような気がしたけど、それってイソラのことじゃなかったのかな。

イソラと花火大会に行き、イソラが実は奥音里出身であることがわかりました。秘密とか言ってるけどめちゃくちゃどうでもよくない? なんで秘密にしてるのか。また、兄のことについて町を探るようなマネはやめた方がいいといった意味深な助言をしてました。なんか奥音里って雛見沢っぽいな。犯人はヤスとかいってたし竜騎士07さんが好きなのかな、このゲームの開発者(元ネタは違うけど)。あと、イソラがやたら町におぼえないかと尋ねてくるので主人公は小さい頃にこの町にいたことがあって、そこで何かあって記憶を失っているのでしょうね。なんかそんな匂わせが多い。

なんやかんやあってユキが行方不明になり、主人公も夜道で襲われます。イソラが助けてくれて、その日からどこかの地下室で匿われることに。至れり尽くせりな生活ではあるものの、外の様子や今日が何日なのかもわからず、だんだん監禁されてるのではと不安になる主人公。一度疑って逃げ出したらまた猫面の男が出てきて殺されバッドエンドに笑 その後やり直し、また猫面出てきたもののイソラがやっつけてくれてハッピーエンドでした。最後、ユアちゃん生きてたから犯人じゃなかったわ。疑ってごめんね笑

主人公は小さいころに一時的に奥音里に預けられていたことがあり、そのときイソラに出会っていました。イソラが作ったイチゴタルトのイチゴが腐っていたからそれ以来イチゴが食べられなくなったということでした。なんやそのつまらない理由は。冒頭の私の予想がまるでサイコパスじゃないか。

イソラはフェミニストっぽいのに突然声を荒げたりして性格が不安定すぎて普通にドン引きしました。またこのゲーム、主人公と攻略キャラのやりとりが稚拙すぎてまったく共感できません笑 あとシンプルにスチルが下手。中学生が書いた絵みたい笑 兄の失踪、猫面の男、オーナーの家など真相がまだまだ明らかではないので最後までやるつもりではありますが、おそらくこれ以降もときめくことはなさそうだな~。イソラと蝶毒の斯波さんって、同じ「幼い頃に出会ってて、それからずっと好きだった」設定なのに、こんなにもぐっとくる感じに差が出るのかと逆に感動するくらい笑 何が違うのかな。

 

トア√

ドテラメガネ。これまでの話にほとんど絡んでこないので素性が全く分からない。なんとなく、体に傷があって見せたくないから厚着してるんじゃないかと思いました。

花火大会にトアと出かけた主人公。トアがカナヅチであることを聞きました。これフラグっぽいな笑 どうせ終盤主人公がおぼれてて、トアは泳げないから助けられないってなるけど都合よく泳げたりするんでしょ(心が汚れた予想)。また、トアから実は自分もこの町に住んでいたことがあるという話を聞きました。お前もか。両親はすでになく、祖父母の営む温泉宿で暮らしていましたが、オーナーの叢雲家によって廃業となってしまったそう。トアはオーナーを恨んでいるようです。そうこうしているうちに2件目の転落事故が発生し、禁忌倶楽部解散ムードに。その夜、のどが渇いてカフェに行った主人公は、トアと出会います。そこでトアが実はアイドルのエイトであったことが発覚。うん、なんとなくそんな気がしていた。でもそんなにみんな気づかないものなのか? エイトは奥音中学校でライブを行うために来ていました。主人公が去った後、エイトは「トア…」とつぶやきます。え、どゆこと?まさか双子でトアって子がいてすでに死んでるとかじゃないよね?なんかお姉さんいるっぽいから、もしかしたらお姉さんのことかもしれない。

主人公に告白するエイトでしたが、マネージャーから咎められたこともあって主人公は身を引こうとします。なんやかんやあって、主人公はまんまと手紙で高台に呼び出され、案の定猫面の男に襲われます。エイトとヤス、自警団が来て主人公は助かり、ライブは中止になったものの無事に帰ることができてハッピーエンドでした。何この話、つまらん笑 結局、主人公とトアは幼い頃に奥音里で出会っており、トアはそれ以来ずっと主人公を好きだったというオチでした。何の変哲もなさすぎる。姉さん死んでるんじゃないかとかいろいろ考えたけど結局何もなかったようです。

このルートでは自警団とソウスケさんになんらかの関わりがあることが判明。また、自警団は死んで蘇った人間「屍者」を探しているようでした。屍者は生きている者を殺し続けなければならないとされており、またその身体にはアザがあるみたいです。うーん。猫面の男も意味深な発言が多いし、もしかしてこれ主人公がもう死んでるんじゃないか?で、お兄ちゃんが代わりに殺してるとか。

 

ソウスケ√

この人も謎多き青年。一緒に花火大会に行きましたが、そこでソウスケさんが理屈っぽくてちょっと天然ぽい性格をしていることが見て取れました。なんとなく、コルダ3 の律みたいな感じがします。ここまで攻略してきて1番好きというか、まともなキャラな気がします。

実はこの人もかつて奥音里に住んでいたことがわかり、また回想シーンから、他の人同様に幼い主人公と出会っていたことが発覚。こんなんばっかりだな笑 馬鹿の一つ覚えじゃないんだから笑 その後、転落死した町民の1人がソウスケさんの父親であることがわかり、なんやかんやあって主人公とソウスケは自警団に入ることに。自警団は実は町を守るというだけの組織ではなく、屍者を駆除するための「屍葬組」でもありました。ソウスケの父もその組織の一員で、屍者に殺されてしまったのでした。その後、主人公が夜カフェにいると何者かに襲われます。慌てて部屋に逃げ込み、みんなが駆けつけてくれて事なきを得ました。うん。ここの描写でめっちゃ怪しい人いるね笑 翌日、みんなで集まり犯人がこのホテルの誰かだという話になります。結果的に主人公を襲ったのは月読さんで、それを指摘されて豹変した彼にソウスケは腕を刺されてしまいました。現れた屍葬組によって月読は捕らえられ、ハッピーエンド。ここの犯人当て簡単すぎたけど、多分月読って屍者ではないんじゃないかな。ただの快楽殺人者な気がしました。ていうか主人公とソウスケ、屍者の葬り方を叢雲家から聞いてたんだから片っ端からそれ試していけば屍者を炙り出せるんじゃないんかい。

ソウスケは比較的マシな攻略キャラではありましたが話はあまり面白くなかった。というか主人公、ルートによって性格違いすぎない?あと、殺人が起きたとか言ってるのに一人で禁足地に行ったりと行動がアホ。あと緊迫したシーンでも恋愛脳でイラっとします笑 大筋はそこまで悪くはないんですが、取ってつけたような恋愛展開で興醒めします。乙女ゲームじゃなかったらよかったかもな笑

ソウスケのエンドでトロフィーが出たのですが、他の3人は出なかったのでスチル一覧を見直すと、トアが半分くらい取れてませんでした。他の人より枚数が多いから、まだなんか隠してんなあいつ。残りはオーナーと真相ルートのはずなので、サクッとやりたいと思います。

【乙女ゲーム】7'scarlet (セブンスカーレット)攻略感想①

こちらはミステリー調の乙女ゲーム。絵柄がなんか古いし、そんなにメジャーなタイトルじゃないかも?声優さんは有名どころですが。主人公が現代の大学生で、一昔前の少女漫画みたいな(?)使い古されてる性格をしており、鈍感系です。蝶毒の後にやると個性がなさすぎて違和感がすごい笑

〈あらすじ〉

大学生の主人公には一年前に奥音里という村に行ったきり行方不明になった兄がいます。夏休み前、小学生からの付き合いである迦具土 ヒノから、奥音里の伝承や謎を語りあうサイト「禁忌倶楽部」のオフ会に参加しようと誘われます。奥音里のホテル風厘館についたふたりは、そこでさまざまな人と出会いますが…

映像がリアル!というかムービーがあるのに感動した。流れる水とかバスからの風景とかずっと動いてます。だからこれ他のゲームよりメモリーカードの容量を食うのかな。

ヒノは幼馴染で、幼馴染テンプレのごとく主人公のことが好きそう。で、主人公はそれに気づいてなさそう。もうこの設定飽きたわ笑

兄を探しにきたと言うわりに真剣に探さなかったり(そもそも捜索願出してなさそう)、子どもがホテルを仕切ってたり、突然バイトする羽目になったり、何のためにやるのかわからないオフ会だったり。ツッコミどころが多すぎてちょっと引きました。

主催者があらわれないオフ会初日でしたが、メンバーはそこそこ打ち解け、翌日はBBQをすることに。すると警察のヤスが現れ、川で死体が見つかったと話していきます。いきなり不穏。

ホテルについたときに主人公が感じた視線とか、時折する頭痛とか、主人公の頑ななイチゴ嫌いとか、無くなった猫のお面とか、開始早々ちょっとした違和感が散りばめられています。

とりあえず二時間くらいやってやっとヒノルートに入ったので、現時点のキャラの印象を。

★ヒノ:幼馴染だから距離感近いのはまだいいとして、初めて会う村の人にも無遠慮で馴れ馴れしくて好きになれそうもない。挙げ句の果てに浴衣が目を疑うレベルでダサい。

★イソラ:高2で本業はパティシエ、でもシェフもやらされてるんだよ〜(泣)みたいなありえない設定で引いてる。これを受け入れなければならないのか…人柄自体は嫌いじゃない。

★トア:ドテラメガネ。とてつもなくドジっ子だけど今のところ上の2人よりは性格はマシそう。でもなんか隠してそう。

★ソウスケ:医大生。この人が1番まともに見える。まだ人柄がわからないけどなんで禁忌倶楽部のオフ会なんかに来たのか気になる。

★ユヅキ:オーナー。めちゃくちゃ感じ悪いけど私的にはこういう人が乙女ゲームにいるとうれしい。兄の件をなにか知ってそう。

 

その他にはホテルで働く主人公と同世代のユア、ホテルを切り盛りする中学生のユキ、写真家の月読、警官のヤス、宿泊客であり小説家の烏丸が主なサブキャラです。

ゲーム冒頭に、逃げる人と追いかけてきて殺す人のムービーがあったな、そういえば。ちょっとよく覚えてないけど、逃げてた人は実は主人公だったりする?それか村の変な因習のせいで殺された赤の他人なのかな。

兄はもう死んでるのかな?いや、死んでなさそうな気がする。過保護だって話だったから、帰ってこないのは実は妹のため的な理由があるんじゃないかな。知らんけど。

ヒノ√

初回はヒノかイソラのどちらかしか攻略できないみたいだったので、一番つまらなさそうなヒノからやることにしました(ひどい)。他の人に対する態度が気に食わないんだよなあ。

夏祭りに行ったふたり。射的をしようとしたヒノは気を失ってしまいます。フラッシュバックで過去のシーンが挿入されたのですが、これ主人公が誘拐されたのかな?で、ヒノが助けようとして何かあったとか。主人公は記憶があやふやな感じなので、なんかふと、お兄ちゃんってほんとにいるのか?という気がしてきました。

なんだかんだあって山で2人目の転落死、写真家の月読さんが刺される事件が起き、オーナーはホテルを閉鎖するから3日以内に出て行けと言います。その後、ヒノが過去に連続殺人犯から主人公を守れなかった話を聞きました。ヒノがピストルを撃てずにいると、主人公の兄が来て代わりに撃ったようです。え、殺したの? そんな話をしていると、ヒノが何者かに撃たれます。入院したヒノに付き添う主人公に、「1人で神社に来い」という手紙が。主人公が神社に行くと、小説家さんがいました。その傍に猫の面をつけた人がいて、主人公を殺そうとします。この面、絶対使われると思ってたわ笑 面の人いわく、主人公の兄はとっくに死んでるとのこと。結局ヒノが現れ、小説家と面の人は崖から落ちて、行方知れずに。後日ヒノとは結ばれ、ハッピーエンドでした。

アイキャッチがあるのでハッピーエンドに行くのは簡単でした。さすが1人目だけあって、謎が残りすぎてスッキリしないシナリオです。それはいいんですが、何より私はヒノが苦手すぎました。シャレマニの明瀬をダサくしてよりうざくしたみたいな性格。「俺じゃダメか」といった使い古された口説き文句、床ドンなど、信じられないくらいテンプレのオンパレードで、冷めた目で見てしまいました。

犯人は結局分からず仕舞いではあるんですが、上に書いてる登場人物の中にいるとは到底思えません。しいてあげるなら何となくユアちゃんが怪しい気はするんですが…(根拠ゼロ)。イソラは最初から攻略できるキャラだし、ソウスケさんはヒノが撃たれたとき近くにいたし、ユズキはそんなことしなさそう。トアだったら本性発覚みたいな覚醒シーンがあると思うのでそれはそれで面白そうです。上に貼ってる画像でも1人だけ違う方向を向いているしめちゃくちゃ怪しいな笑 

こいつらの行動、謎だわと思う部分は多々あるものの、サクサク進められるのはいいかも。次はイソラルートに行ってみたいと思います。

【乙女ゲーム】蝶の毒 華の鎖 攻略感想③

続いて女探偵ルートへ。女探偵って誰だろ。鏡子さんじゃないよね? 今のところそんな人いないのでルートの入り方がわからない。ルートに入るまで攻略サイトを見てやりたいと思います。

■女探偵√

母親が病に倒れた後、母親がうわごとで彼女の兄を呼んでいるのを聞いて混乱する主人公。どうやら母親は実の兄に恋をしていた模様。その後、桔梗について知るべく鏡子のもとに訪れた主人公は、母親の日記を探すように言われ、蔵を捜索します。見つけた母親の日記には、25年前、嫁ぐ前の兄への想いとその婚約者についての恨みごとが綴られていました。瑞人√のあとにやると複雑な気持ちになるな笑 日記は一部がやぶられており、別荘に行った内容がまるごとなくなっていました。実際にその別荘にいき、当時を知る人を探す主人公。昔仕えていたというおばあさんに会い、母親が当時別荘で子供を産んでいたことが発覚します。生まれた子は清と名付けられ、使用人夫婦の子として育てられたそう。その女中の名前が桔梗でした。しかも10年前に主人公の父にも同じことを聞かれて話してしまったというおばあさん。父親は怒り、使用人夫婦は失踪したそう。おいばばあ、お前のせいじゃねーか!笑 25年前ということでその子が真島であると確信した主人公は、帰宅後直接真島と話すことに。やべえ毒盛られる!逃げて!と思いました笑 主人公が真島を兄と呼ぶと、真島は本性を表します。自分は腐った果実の匂いがするという真島に、あなたは太陽の匂いだと言う主人公に泣けた…。その後真島は去り、数年後に主人公は女探偵として忙しく働くエンドでした。

このルートで真相がわかりましたが、まさかそっちで近親相姦かい笑 これはわかんなかったな。しかし、父親が嫉妬のあまり手を下す矛先はなんで桔梗夫婦なんだろ?普通に考えて繁子(母親)の兄じゃない?あ、でも確かこの兄も少し前に死んだって言ってたな。父親こわっ。冒頭に優しい父親として描かれてたので、この展開は予想外でした。さて、最後に真島ルート行きたいと思います!

 

真島√

おお〜!NEW GAMEで始めても始まり方がちょっと違う!何より夜会で父親が死ななかった!

主人公は真島が好きだと告白するも、逃げられてしまいます。身分の違いに苛立つ主人公はなんと家出し、カフェで働くことに。行動力ありすぎワロタ。髪もばっさり切りました。ショート似合ってて可愛い。しかし2ヶ月で見つかってしまいます。屋敷に連れ戻そうとする真島に想いをぶつけると、自分が屋敷から去ると言われてしまいます。ここで「じゃあ私も連れていってほしい」と頼んでしまうと、バッドエンドになりました笑 大陸に連れてかれちゃった。改めて、「じゃあ自分も屋敷に戻らない」と言うと、主人公の覚悟を知った真島は主人公と共に生きるといい、主人公の両親に承諾を得に行きます。案の定猛反対されますが、真島が出生を仄めかしたことで母親はおののき、主人公と真島を止めることができませんでした。いつも父親は物語開始後すぐに死んでたから、ここまで出番があるのが新鮮。でもいろいろ知った今みると、大体お前のせいやんけと思わざるをえない笑 ふたりで家を飛び出し、結婚するエンドでした。え、これベストエンド⁉ めっちゃあっけない!真島は主人公に兄だと打ち明けることなく、ふつうに主人公を愛しているエンドでした。あら、なんかもうひと盛り上がりあると思ってたので肩透かし感…復讐はもういいのか…。最後までやるとほんとに父親がクズ笑 桔梗については、別に桔梗じゃなくてよくない?という気がしました笑 桔梗さんはとばっちりで死んだけどこの人自身の描写はまったくないし。

バッドエンドも良かったけど、期待していた真島のブラックな部分はあまり出てこなかったかな。三郎殺しエンドの展開をベストエンドでも見せて欲しかったかなぁという感じです。というかこのゲームが概ねこのバッドエンドみたいなダークさがあったらもうちょいハマったかもしれない。ベストエンドが綺麗すぎる気がして、少し物足りない気持ちになりました。

 

■終幕・おまけ

5人のベストエンドを迎えたからか、「終幕」がタイトル画面に出てきました。てっきり真島の真エンドかと思ったら、全力でふざけたおまけでした。これめちゃくちゃ笑った!こういうおふざけ新鮮だなぁ。しかもおまけのおまけもあるし笑 藤田がいいキャラしてて、好きになりました笑

 

■総評

90/100
かなり楽しめました!個別ルートはわりと短いのですが、話が面白くて飽きませんでした。「次の選択肢までスキップ」機能があるので、エンディングの回収もしやすい。バッドエンドもサクサク回収できました。バッドエンドはまとめて回収しちゃったのですが、キャラごとに全エンドを回収して行った方が良かったかも。結構衝撃的なバッドエンドも多く、面白かったです。

・シナリオ

真島が黒幕なのは1人目の攻略でわかるのですが、その背景は女探偵√まで分からないので、色々推察しながら進められて楽しかったです。各キャラのシナリオもよかったですね。すごいドラマチック!ってわけじゃないのですが、人間味のある葛藤や嫉妬などの気持ちの描写がリアルで、主人公にも攻略キャラにも感情移入できました。やっぱり斯波さんと、藤田がおもしろかったかな。バッドエンドも凝ってた。

・キャラ

ちょうどいいバランスの5人でした。瑞人さんとは近親相姦いやだなと思っていたので、そうじゃないと分かった時はほっとしたのですが、まさかメインのキャラである真島と近親相姦になると思ってなくて不意打ちでした笑 キャラとして好きというか普通に愛されたいのは斯波さんだなぁ。特に、グッドエンドの最後の泣き顔にぐっときてしまった笑 見た目的には真島が好きです。藤田は意外性が好きで、秀雄は可愛くて好き。瑞人さんはあんまり笑 

主人公は結構気が強い系だしウジウジ悩んだりもするのですが、この時代の令嬢だしな~ということでそこまで気にならなかったですね。

・絵

絵はきれいです。大正設定なので仕方ないですが主人公の髪型が古臭い笑 最後らへんのルートでは髪を切っているので、それはかわいかったです。でも何歳なのかな。めっちゃ少女っぽく見える。PSVitaでやってるからかもしれないですが、スチルの画角が狭く、「もっと引いてくれ!!」と何度も思いました。switchだったら引けたみたいだけど…

18禁ゲーム(元)はちょっとな~と思ってましたが普通に面白かったです!