乙女ゲームプレイ日記

※ネタバレ注意※ 乙女ゲームのプレイ日記です。つれづれに感想を書き連ねていきます。

【乙女ゲーム】7'scarlet (セブンスカーレット)攻略感想③

最後にオーナーのルートへ。

■ユヅキ√

冒頭で、逃げる人と追いかける人のムービーが再び入りました。逃げていた人は烏丸ツヅリ。烏丸さんのお姉さんとかかな?追いかけていた人は自警団の格好をしたユヅキでした。ツヅリは屍者だったよう。最後に夫に電話をかけたいと懇願しますが、ユヅキは彼女を殺した?ようです。始まり方や話の流れが他の人と全然違いますね。

風邪をひいたユヅキにお粥を届ける主人公。強気な人が病気で弱るというこれまたテンプレ展開。ここぞとばかりにずけずけとモノを言う主人公に引くわ笑 どうでもいいけどユヅキのスチルなんか気合いの入り方が他と違くない?笑 夜通し看病の結果、2人の距離は少し縮まったようです。ユヅキあんなに冷たいやつだったのに自分のルートで普通の男になるのやめろや。

ある日、主人公がユヅキの部屋に行くと、烏丸さんがいて部屋を荒らしていました。烏丸は主人公を眠らせ、どこかの廃墟に監禁します。ユヅキが助けてくれますが、烏丸に殴られてユヅキは倒れてしまいます。ここで思ったけどたぶんツヅリって烏丸の妻かもしれん。

烏丸は自警団「屍葬組」について話します。ツヅリはやはり屍者で、ユヅキは彼女を狩ろうとしましたが懇願されて見逃したようでした。甘ちゃんめ。ようは、黄泉がえりみたいな話ですね、これって。ただ屍者は生きている者を殺す性があるため、屍葬組は彼等を葬る必要があると。ユヅキは屍葬組の長の跡取りでしたが、ツヅリを見逃したことでその座を追われたようでした。ふーん。それと主人公&主人公の兄もなんか関連があると思うんだけど…兄が屍者になっていてそれが猫面の男なんじゃないかな。なんとなく。主人公が実は屍者だったら面白いけど、人を殺したい衝動とかもなさそうだし、違うようですね。てか今思ったけど、このルート、トアが一回も出てこないんだけど。怪しすぎ。

なんやかんやあって、ライブ当日。全員が出払ったホテルでユヅキを待つ主人公。いや立て続けに町で3人も死んでるんだからひとりになるなよ笑 月読がやって来て、主人公をアルビノだと言います。いや違うだろ。白くないじゃん全然。月読はやっぱり屍者だったようで、主人公を殺そうとするも、ユヅキやソウスケがやって来て倒してくれました。主人公の兄を殺したのは月読だったそう。猫面の男も月読だったみたいです。

と思っていたら、エピローグで何者かが「月読が兄を殺したことにしておきました」と誰かに電話で報告していました。月読は女しか殺さないと言っていたし、ソウスケの父を殺したのは別にいるみたいですね。それにしても恋愛描写が稚拙で全くリアルじゃないわぁ😅

 

真相√

真相編が開きました。

真相はね…うーん。まあトア√が中途半端だったのはやっぱり何かまだあったせいだったね。真相は私が想像していたのとは少し外れていて、ミステリとしては割といい展開だったと思います。全√で中止になっていたエイトのライブが、この真相√でかなったのは良かったです。でも正直、終盤のヤスとユアのやりとりは「はぁ?」という感じでした。ユアちゃんの役回り、損すぎない?かわいそうだわ。力がなくなってるトアに対して主人公が自分を殺させてあげるかと思ったけどそんな自己犠牲あるわけもなく。まじ何なの、役立たずすぎる。マネージャーがピアノを弾いてくれたところはすごく良かったですね。トアを本当に思っているのはユアとマネージャーでした。主人公邪魔だわ笑

 

■総評

40/100

いやちょっと待って、結局お兄ちゃんの件ハッキリしないままおわったよ?誰が殺したの?

ミステリだったら、筋書きはそんなに悪くないけど乙女ゲームとしては稚拙。変に恋愛要素があったせいでミステリとしても「うーむ」って感じ。

登場人物がみんな全然魅力的じゃないのが致命的でしたね。ほとんどが「昔、主人公と会っててそこで恋に落ちた」設定です。主人公もなんで攻略キャラに惚れたか謎。

ユアちゃんは可愛かったけど真相を見たら主人公マジで邪魔じゃない?って思った。彼はユアちゃんと最後に過ごさせてあげたかったわ。主人公、うっとおしい性格で最後まで愛着湧かなかったです。

ガチガチに攻略制限があるのは良かったのですが、スチルの数で真相を想像しやすくなっているところは残念ですね。

黒幕である月読がただの狂人で同情するようなエピソードもなくドラマティックさに欠けていたこと、攻略制限のせいで真相が少し軽くなってしまった印象でした。

「暗闇の果てで君を待つ」が好きなら好き、というレビューを見たけどあれとは全然違います。キャラの魅力づけ、えっ!と驚くようなシナリオもなく、ドキドキ感もなく。絵のクオリティも低いせいで同人ノベルのようでした。

うん、これはつまんなかったです。

 

■追記

お兄ちゃん√

これ存在に気づかなくない?笑 真相√で終わりかと思ったよ。レビューを見返してて、真相√のあとに隠し√があることを知ってやってみました。

お兄ちゃん、声が緑川さんじゃん!やばっ!これだけで総評+10になるわ笑 お兄ちゃん結局どうなったんだと思っていたのですが、まあ死んでないしそもそも兄でもなく、ちょっと特別な屍者でした。この隠し√、後出し感がすごくて今までの話は何だったのかと言う気がしました。主人公が特別な存在(アルビノ)であるのもなんだかなぁ…という感じ。ミステリの禁忌とされてる手法をとられたみたいなガッカリ感があります。オチもはぁ…そうですか…みたいな感じ。あと、兄だと思ってた人が実は兄じゃなかったからといって、キスをするのは生理的に気持ち悪いんですわ。

うん、やっぱりこのゲームは個人的に今ひとつでした。