乙女ゲームプレイ日記

※ネタバレ注意※ 乙女ゲームのプレイ日記です。つれづれに感想を書き連ねていきます。

【乙女ゲーム】剣が君 for V 攻略感想④

■螢ルート

螢は江戸の御用聞き。浅黒い肌に金髪(?)、なぜかオフショルスタイルでやんちゃな感じですが、護衛の中では一番まじめでしっかりしていると思います。町の娘が借金で女衒に売られそうになっていたので、お金が欲しくて花嫁行列の護衛に参加しています。任務をきちんと果たそうとしている責任感の強さが好印象。正直見た目が好みじゃないのと、主人公に冷たいのはいいのですがツンデレ的展開だとベタだな~と思ってました。ただ、ここまで3人攻略してきて、それぞれのシナリオに絡む螢の言動を見ていると、だいぶ好ましく思えます。普通にすごく優しくていい人。

この人のルートになって、初めて彼が二刀流なことに気づきました笑 雷切と風切という刀を持っていて、実際に雷起こしたりできるようです。ここでふと思ったんだけど、この人ほんとは鬼族なんじゃない? 風神雷神的な意味で。もしくはハーフとか。この人のバックグラウンドはこれまでのルートでは全然出てこないので、なにか隠していることがあってもおかしくはないんですが、まだ読めないですね。

江戸で再会したふたりでしたが、主人公が螢に「金のために刀を振るう」と言ったことで喧嘩になります。そんな折、五剣祭にお松ちゃんと出かけた主人公。一緒に連れてきた矢ノ彦がはぐれて迷子になります。お前が連れてきたんだから手を繋いどけや。矢ノ彦は螢に保護されました。その後、鈴懸と会い、鈴懸が螢の鉢巻を直そうとするとひどく拒絶されます。やっぱりこいつ角あるんじゃなかろうか。「オレには時間がない」みたいな意味深な発言をしてて気になります。あとなんか、豆が苦手らしく、鬼疑惑がさらに深まりました。

それにしてもなんだろ。主人公と螢、お互いちょっとしたズレで喧嘩しててなんか笑える。「尊い」って言葉がピッタリなんですけど笑 すごくいい関係じゃないか。御前試合で螢は九十九丸、鈴懸を破ります。その太刀筋から、螢の信念を痛感して涙する主人公。

荒魂エンド

主人公は螢のおばあちゃんから刺繍を習うことになりました。ある日、おばあちゃんの具合が悪くなったため、螢と一緒に山にある泉の水を汲みに行くことに。そこで偶然居合わせた実彰と螢は、ふとした誤解から斬り合いになってしまいます。その時、螢の脳裏に幼い頃体験した凄惨な記憶が浮かびました。うん、このスチルで分かったけどやっぱりこの人、鬼だわ。実彰に鉢巻を切られ、角が露わになって主人公にも鬼であることがばれてしまいました。帯刀を許されない鬼だからこそ、御前試合で勝って刀狩りを廃止したいと話す螢。そんな螢を変わらず理解したいと思う主人公。2人の関係、とっても素敵!

螢は剣取り試合の準決勝で斬鉄と当たりました。斬鉄は螢が同族だとわかっている様子。螢は勝利しますが、鉢巻を斬られ、鬼であることが周囲に露呈してしまいます。しかし家光は螢を罰しませんでした。その後、斬鉄は奉行所爆破未遂で捕らえられます。斬鉄が滅多刺しにされたという噂を聞いたとき、絶対左京がやったと思ったわ笑 

鬼であることが江戸中に知れてしまったため、螢は決勝まで身を隠すことにしました。決勝の日、なんと相手は実彰でした。なんで御前試合に出てるんや笑 激闘の末、螢は実彰に勝利。螢の願いを聞き入れて家光は刀狩りを廃止し、五剣の一振りである童子切を螢に授けました。何この展開、めっちゃいい感じなんだけど。これまでの荒魂エンドって何かしら辛い終わり方だったからこれで終わるはずはない。と思っていたら、案の定、鬼に裏切られて螢は山中で刺され、死んでしまいました。おいこらーーー!

奇魂エンド

決勝に勝ち、童子切を授かる所までは荒魂エンドと同じ。勝ったらここで落ち合おうと約束した霊泉にやってきた主人公。そこで無事に螢と会うことができました。

螢はその後、町の鬼たちから頼られて忙しい日々を送り、ゆっくり主人公と会えない様子。一方で町人たちは鬼族が江戸に増えてきたことを煩く思っているようでした。人と鬼が分かり合うのはなかなか難しいのね。と思っていたら、なんと主人公の父さんから急に、明日にでも嫁に行けと言われてしまいました笑 急すぎわろた。もう先方とも話はついてると言われて途方にくれます。たぶん父さんは娘を鬼にやりたくないと思っているのね。忙しい螢と会う暇もなく、嫁ぐ当日になって逃げ出す主人公でしたが、護衛のみんなに阻まれます。いやこれ普通に怖いんだが笑 ついにみんなに「螢以外のお嫁さんにはならない」と宣言すると螢が現れ、逃げようとします。しかし、なんとこれは全員で仕組んだ「螢と主人公をさっさとくっつけちゃおう作戦」だったようで、みんなに笑われてしまいました。いやこれタチ悪すぎ笑 人間不信になるわ笑 まじでびびった。ともあれ、無事に2人は夫婦となる幸せなエンドでした。螢は鬼でありながら真っ直ぐな信念を持ち、諦めずに堂々と五剣を勝ち取り大願成就するといった正統派なシナリオでしたね! 

幸魂エンド

霊泉で鬼であることがバレるまで荒魂エンドと同じ。その後、螢の昔馴染みの呉葉という鬼の女の子が登場します。ここでまさかのライバル展開か?笑 螢のじいさん(いたのね笑)は呉葉と螢を結婚させようとします。

そして決勝の日。なんと螢は現れず、不戦敗となってしまいました。あらー。心配した主人公は螢の家に行きますが、そこで螢と呉葉が一緒にいるのを見て逃げ出します。しかし実は呉葉は江戸に好きな人がいて、その人のために故郷から出てきたとのこと。なんやそれは。この展開はちょっと納得いかない。人と鬼が対等になるのに不可欠だった五剣を取るための決勝に来なかったのもらしくないし、呉葉ちゃんあっさり退場しすぎる。もっとライバルライバルして欲しかったな。

その後晴れて両思いになったふたり。斬鉄一味が捕らえられたことで、世間では鬼族を批判する声が高まっています。螢は主人公の父に娘を嫁にくれと頼みますが、鬼であることを知った父は強く拒絶します。おい奇魂エンドのサプライズは何やったんや笑 なお食い下がる螢に、主人公の父は「明日までに山吹の花を千本摘んで来い」と無理難題を吹っかけます。急にかぐや姫みたいなこと言い出すじゃん笑 実彰の助けもあって花を摘んで帰ることができ、父からも認められて祝言をあげるエンドでした。いやいい終わり方なんだけど、マジでこのシナリオに呉葉ちゃん必要だった?笑

和魂エンド 

父に拒絶されるまで幸魂エンドと同じ。螢だけじゃなく父も傷つけたくないと、主人公は塞ぎ込んでしまいます。なんとか元気を取り戻した主人公。ある日、町で追われている螢を見つけて後を追います。洞窟で出会った螢は、もう江戸にいられなくなり、故郷に帰るからさよならだと告げました。まじか。結局主人公は螢と添い遂げることを選んで父と別れ、ふたりで螢の故郷に向かうエンドでした。エピローグ短すぎワロタ。

 

螢ルート制覇。螢は見た目的にはあまり好みじゃなかったものの、単なるツンデレではなく実は鬼族だったという背景から、シナリオも深みのあるものになっていてとても面白かったです。特に刀を振るう理由について、まっすぐな彼の信念と想いが感じられて感動しました。主人公とはいまいちかみ合わない部分もあったものの、じょじょに距離を縮めていき、良き理解者になっていく様子も丁寧に描かれていました。

剣ルートのほうが圧倒的に好きですね。君ルートは、決勝に出ず刀狩りを廃止できないため、彼の願望は果たされていないので。君ルートの呉葉ちゃんがもう少しキャラが立っていたら面白かったのにな〜。ちょっと残念です。でも君ルートのほうが、乙女ゲーム感がありましたね。