乙女ゲームプレイ日記

※ネタバレ注意※ 乙女ゲームのプレイ日記です。つれづれに感想を書き連ねていきます。

【乙女ゲーム】CharadeManiacs(シャレードマニアクス)攻略日記②

続きやっていきます。ここまでやって残りは3人。現時点で、プロデューサーはまだ不明。スポンサーは2名確定しています。さすがにこれ以上スポンサーはいないんじゃないかと思っています笑

個人的に、プロデューサーは廃寺くんなんじゃないかと予想。小学生だと言ってるけど、何か過去にあって若くなっちゃったんじゃないかな、とか。わかんないけど。

 

■陀宰メイ

主人公とは別の高校に通う青年。三白眼の男、という説明がしょっぱなにあった。なんとなくホリックの百目鬼を思わせる、寡黙気味だけど本質は優しい感じの人です。見た目も含めてかなり好みのタイプのキャラです。彼は主人公に対して「思い出してほしい」と言ってきて、実は過去に何か関係があった様子。ストーリーを進めていくと、彼は前回配信のキャストであり、かつ主人公のクラスメイトであったことが判明。そして、なんと彼が今回のプロデューサーでした。あれ…廃寺くんじゃない…だと…⁉︎ プロデューサーは過去分も含めて同一人物だと思っていたのに、どうやら違った模様。陀宰はたまたま今回プロデューサーだっただけで、この異世界配信にはまだ黒幕がいるっぽい匂わせがありました。すったもんだの末に大団円っぽく全員帰還したものの、帰還したのは「9人」全員だね、と、存在を忘れられている人がいることを示唆されます。やっぱりそれ、廃寺くんなんじゃない?ねえそうでしょ? ハッピーではあるものの、全貌は明らかにならずいまいちスッキリしないエンドを迎え、残すは2人。今回のルートで凝部さんは確実にプロデューサーではないし異世界配信側の人間ではなさそうだったから、やっぱり黒幕は廃寺くんなんじゃないかなぁ…。

あとこれは批判があるかも知れないですが、彼のシナリオの重要イベントである「金魚の墓」のくだりはちょっとガッカリでした。現実世界のクラスで飼ってる金魚が死んじゃって、主人公が悲しんで校庭に墓を作る。ここまではいいんです。でも「私は(金魚を)忘れない」と言って定期的に墓の手入れをする主人公は、ちょっとやり過ぎだと思います。高校生が、クラスの金魚が死んだくらいでそんな言動する?クラスメイトとかせめてウサギとか感情表現がありそうな生き物なら、まだ情が湧くのは理解できるんだけど。金魚ってのが思い入れるには弱い気がしてイマイチ納得できませんでしたね。そもそも高校生でクラスにペットがいることって非常にレアでは。小学生ならわかるけど。金魚の命がどうでもいいってわけじゃなく、陀宰が主人公に恋するきっかけになる重要イベントのキーアイテムとしてはちょっと微妙だと感じたのです。

 

■凝部ソウタ

高校生。いつも少しふざけていて、意味深なことを言ったり扇動家のようなムーブをする「いかにも怪しい」人。だから逆に怪しくないんじゃないかなと思っていたんですが、個別ルートに入る前に隔離される章が入ったため、攻略をここまで先延ばしにしていました。彼のルートで、実は主人公のクラスメイトであることが判明します。同時に前回配信の参加者でもあることもわかりました。前回配信時に自分の代わりに罰ゲームを受けた陀宰のために、彼が奪われた右目をとり戻すため参加したとのこと。彼と陀宰がそんなに仲良いと思ってなかったな。ふたりの絡み、すごくいいんですけど…!好き!彼のシナリオでは、ほかのキャストからプロデューサーではないかと疑われている凝部をいかに信じられるか、というのがテーマになっています。このルート、すごく面白いし凝部のことも個人的にすごく好きなのですが、この前に陀宰ルートをやったためめちゃくちゃ切ない気持ちになりました。これ、攻略順によって複雑な気持ちになるゲームですね。陀宰がどんな想いでそのセリフ言ってるんだろうと思うと胸が締めつけられました。このルートで、黒幕が廃寺くんであることが8割くらい確定したと思います。最後に取っといた廃寺くんルート、楽しみです。

 

■廃寺タクミ

高校生以上が大半を占めるキャストの中で、なぜか小学生の彼。ただし背は高く見た目的には高校生くらいです。漢字を読めなかったり物事を知らなかったり、年相応の知能ではあるものの、泣き叫んだりすることはなく子どもらしいのからしくないのかわかりにくいキャラ。感情があまりない感じですね。凝部のルートで、廃寺くんは今回だけではなくずっと異世界配信に参加しており、最初は12歳だったけど今は何歳なのかもうわからないということが判明していました。罰ゲームで容姿と名前を奪われたと。彼のルートはほかのルートと全然違っており、どう転んでもハッピーエンドにはなりませんでした。これまで明かされたこともけっこう嘘で、何を信じたらいいかほんとにわからなくなります。最初は子供っぽかった彼がだんだん豹変していき主人公をじわじわと懐柔していく様は、なかなか精神的にくるものがあり惹きつけられました。本性を現した廃寺くん好きだな。

彼のエンドを迎えることで「真相ルート」が開きます。この条件がよくわからず、リロードを繰り返したのですが諦めて攻略サイトを見ました。真相ルートにもGOODエンドとBADエンドがありました。真相ルートだけあって、ほんとに真相がザクザクでてきます。あまり深く考察できてなかったので、この展開は素直にびっくりしました。このルートで、廃寺くんが実はモルぺウス計画の際に作られた人工知能だったことが発覚します。しかも、作ったのは主人公の祖母でした。モルぺウス計画が30年前なので、一瞬どういうことかわからなかったのですが、30年前の時点で主人公の母はそこそこの年齢だったんですね。いったんスチル回収のためにBADエンドから見たのですが、これ悲しすぎた…。GOODエンドはスポンサーをのぞきハッピーエンドって感じで良かったですね。廃寺くんのことはこのルートでとても好きになりました!最後のシナリオはこれまでのキャラの背景も垣間見え、ここまでプレイした甲斐があったなという濃いお話で楽しめました。

 

<全キャラ攻略後の感想>

■総評: 90/100

久しぶりに乙女ゲーをやったけど、これはかなり面白いと感じました。シナリオ、キャラ、イラストともに非常によかったです。真相ルート前までは攻略サイトを見ずにやりましたが、わりと攻略順は悪くなかったのではないかと思います。ルートをこなすうちにキャストのみんなが隠していることを知り、進めているルート以外のキャラが気になったりして、思い入れが強くなります。

最初は地の文の日本語に違和感があったりしたのですが、だんだん気にならなくなりました。

・キャラについて

主人公の人格がはっきりあり、考えが甘い部分はあるもののそんなに気に障るほどではなく、どちらかというと好印象。納得できないときちんと言い返したりして、受身すぎないところが好き。私は無個性主人公が好きなのですが、やっぱり個性があったほうが攻略キャラとのかけあいや関係の構築がしっかりできる感じで話に厚みが出ますね。ただ主人公の顔はオフにできるようにしてほしかったかな。攻略キャラも見た目・性格にかぶりがなく、みんないい意味で個性があって好きです。まあ、進めていくうちに「全員なんか隠しとるやんけ!」と思ったりしたのですが笑

このゲームでコアとなってるのは、もちろん廃寺くんなんですが、主人公の正式なパートナーとして用意されたのはやっぱり陀宰さんなんじゃないかな。キャラ的にも1番好きです。次いで廃寺くん、凝部さんかな。隔離チームがいい味出してて本当に好き。あ、双巳さんが最後ちょっと狂人ムーブしてくれて嬉しかったです。

・操作性について

選択肢が少なく、個別ルートに入るのは簡単なのですが、個別ルート分岐後の選択肢はわりと難しかったです。選んだ時にエフェクトが出る場合があるのですが、あれって正解ってこと?その辺はよくわかりませんでした。2択なのに同じ選択肢だったりしたし。クイックセーブ・ロードがあるのですぐやり直せるのですが、やり直してもエフェクトが出なかったり。あと、スキップが遅いです。チャートがあるので、キャラのルート分岐はしやすかったと思います。ただ、タイトル画面からしかチャートに行けないので、SS回収時はちょっとめんどくさかったです。

・BGMについて

全体的にすごくよかったです。ただもう少しバリエーションがあったらよかったかな。感動するシーンで流れる曲、すごくステキなんですけど、流れすぎてもうちょっと出し惜しみしたほうがいいんじゃないのって思いました。タイトル画面の曲が好きです。ノリノリになる笑

・イラストについて

立ち絵もスチルもきれいです。スチルだと少し幼くなりますね。1人につき10枚スチルがあり、どれもステキで見ごたえがありました。骨格がおかしいみたいな違和感は、私は感じませんでした。個人的には射落さんのスチルが美麗で好きです。目の色が美しい!

 

シナリオ重視の方にはおすすめです!