乙女ゲームプレイ日記

※ネタバレ注意※ 乙女ゲームのプレイ日記です。つれづれに感想を書き連ねていきます。

【乙女ゲーム】下天の華 初見プレイ感想

これまでいくつか乙女ゲームをやってきた私ですが、購入前にどれだけ調べて吟味しても、やっぱり当たり外れってあるんですよね。やってるうちに「このブランドとは合わないかも」っていう傾向はなんとなく掴めました。逆に「このブランドは謎の安心感がある」というのも感じました。それがネオロマンスさん(コーエーさん)です。

私の好きな「金色のコルダ」シリーズを手がけているので、ハズレがある訳がない!と、一応レビューもネタバレしない程度にチェックして購入したのがこちらの『下天の華 with 夢灯り』です。

人気があるのは知ってたんですが、私は歴史モノの乙女ゲームに興味がなく、やったことがなかったんです。実在の人物を攻略対象にするっていうのになんとなく抵抗があって。歴史もそんなに詳しくないし。でもまぁ、ネオロマンスさんだしやってみよう!ということで始めてみました。前置きが長い。

<あらすじ>

主人公はくのいち。明智光秀に雇われ、明智の妹として信長の城・安土城に住むことに。信長の命を狙う者から守りつつ、城内に住む色んなキャラと交流を深めていくも、信長の暗殺を命じられてしまい…というストーリー。

■キャラ別感想 ※画像はすべて公式HPより

・主人公(ほたる)※名前変更可

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くのいちで、最初の印象は「顔が濃い」。可愛いというかくどい笑 生真面目な性格で好きです。色んなものに変化できるのが特徴なのですが、女房や若武者はわかるけど小鳥や蛙になるって⁉︎と戸惑ってしまいました。まぁでも、そういうものだと自分を納得させました。

 

織田信長 声 - 松風雅也

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きみ顔濃いなぁー!と思ったけど慣れたら美丈夫にみえてくる。不思議。声がちょっと気だるい感じで色気があり、気がつけば「めちゃくちゃかっこいい!」と好きになっていました。信長の語る夢の話も胸が熱くなるし、生き様が素敵だなぁと。信長√では「敦盛」というワードがよく出てきますが。どうしても「あつまれどうぶつの森」が浮かんできて笑いそうになった。シリアスになれない私。あと、グッド√で主人公が鳳凰になって信長が足を掴んで飛んでるスチルが出た時は爆笑してしまった。ちょっとあれはないかな…。信長みたいな漢!ってキャラに意外と今まで出会ったことなかったので、新鮮でした。

 

徳川家康 声 - 小野賢章

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かっ…可愛い…‼︎ 好き‼︎ こんなに最大瞬間風速的に好きになったキャラは久しぶり。ストーリーもホンワカしていて癒されます。家康殿、優しすぎる。小鳥にも「さん」づけだし、可愛いすぎる!家康√では、最後の本能寺のシーンで主人公を守るとき、「あなたのためじゃなくて、あなたを失いたくない僕のためです」というセリフに胸を打たれて泣けました。罪の華√では、殺されちゃったかと思いましたが切ない結末で良かったです。あ〜、この人めっちゃ好きだわ。声も好き。グッド√で前髪を切りますが、前髪はそのままでいいので襟足の毛を切ってほしかったですw

 

羽柴秀吉 声 - 森久保祥太郎

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見た目や雰囲気的に1番興味ないキャラだなと思い、箸休め的にプレイ(失礼)。しかし初っ端で正体がバレてからは、「何これ面白っ!」となりました。ストーリーが良かった。この人もめちゃくちゃいい人だな。友達にほしい。いや〜、ネオロマンスさんのキャラってハズレがないな!チャラいキャラはあんまり好きじゃなかった私ですが、秀吉さんのなんだかんだで主人公の事を大事にしている感じがすごく良かった!あと、ネオロマンスさんのギャグセンスが私はとても好きです。秀吉と主人公との掛け合いは何度も笑いました。会話のテンポがいいから飽きないんですよね。ただ、罪の華√では、えっ⁉︎ という展開なので心が痛かったです…。つら。

 

森蘭丸 声 - 島﨑信長

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実直でまじめな信長の小姓。融通が効かないタイプで、なかなか打ち解けない、乙女ゲームではお馴染みな設定のキャラだと思います。ストーリー的にも主君か恋か悩む展開になるのは予想がつきやすかったですね。可愛いし好きなのですが、展開がベタすぎたのと、この性格なら暗殺計画がバレた際に主人公を切り捨ててしかるべきだったかなぁと思うので、ご都合感がしてあまりハマれなかったかな。本能寺でも若干色ボケっぽくなるし。もっと信長の安全を考えて気を抜かないでほしかったw  キャラデザは好きですが髪のボリュームが凄すぎると思います。束ねた髪に組紐を巻いたスチル、あれ普通の量だったら組紐が落ちると思うので、常人の3倍くらい毛量があるみたいですね。川岸で手を重ねるスチルが1番好きです。あと、罪の華エンドがとても良かった!

 

 ・百地尚光 声 - 檜山修之

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師匠。渋い。決して嫌いではないんですが、なんか違和感があると言うか…何歳なの?子どもの頃から面倒みてもらってた人だから、恋愛対象として見れなかったです。この人の√はめちゃくちゃ退屈で、何回もそっ閉じしたw 流石に5人目の攻略となるとストーリーにも飽きた…。師匠は非攻略キャラ風だったので、ほかの武将とは違う展開が見られるかなぁと期待したけどそのままだった。2人とも忍びのくせに情に流されすぎたろ…と、ちょっと呆れました。あと信長様寛大すぎる。

 

明智光秀 声 - 野島健児

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見た目と雰囲気が好きだったので、最後らへんに攻略しようと取っておきました。やれやれ系の表情や、一人称が「兄様」なところもとてもツボ。お饅頭を食べさせられるスチルは笑いました。こういう、何考えてるかわからない感じでつれないキャラ好きなんですよねぇ…。ストーリー的には初めて信長暗殺の裏が事前に聞けたので、主人公的にも良かったでしょう。懐剣をもらい、懐刀と呼んでもらえるイベントはこっちまで嬉しくなりました。グッドエンドの抱えられてキスされるところはキュンとしましたね〜。逆に罪の華エンドがちょっときつかったです…スチルは良かったけど。

 

織田信行 声 - 岡本寛志

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敵キャラだからなんとなく最後に持ってきた。そして途中で飽きた。

 

■システム

全体的に「金色のコルダ」と似ていてわかりやすかったです。目パチ口パクもあり。スチルでもまばたきしていてびっくりしました。

気になった点として、メニュー画面に「あと○日」って出てくれたらなお良かったかなぁ。あと、スキップがめちゃくちゃ遅いw 

 

■ボリューム

少ない…。話自体はちょっと短い気もしました…。「夢灯り」があるからかな?まだやってないから分かんないけど。

攻略対象は6人かな?それぞれグッドエンドと罪の華エンド、あとはたくさんバッドがあります。話の流れは全員大体同じなので、既読スキップを使えば1人3時間ほどでグッドエンドと罪の華エンドを回収できました。ただ、話は短いものの恋愛過程はわりと丁寧に描かれており、突然好きになってる!って感じはしなかったです。そこは安定のネオロマンスクオリティ。

 

■総評 65/100点

 話が金太郎飴すぎて、最初は面白かったけどだんだん飽きてきた。キャラもストーリーもすごくいいので、もう少しボリュームがあって個別シナリオを厚くしてくれたら名作だったと思います。

下天の華 with 夢灯り 愛蔵版 - PS Vita

下天の華 with 夢灯り 愛蔵版 - PS Vita

  • 発売日: 2016/09/08
  • メディア: Video Game