【乙女ゲーム】カヌチ〜二つの翼〜（白き翼の章）感想①
作業系乙女ゲームがやりたいと言ったら勧めてもらった「カヌチ 二つの翼」。PSPです。全然知らないタイトルだったので楽しみー！
白と黒の二つの章があり、ディスクも分かれてます。マイPSPに年季が入ってることもあって、ちゃんと作動するか心配でした。
＜白き翼の章 あらすじ＞
舞台はタカマハラ国。主人公アキは、鍛冶師のじいさんを育ての親にもつ17歳の少女。ある日突然、2000年前の戦女神であるカヤナ・タカマハラの精神が体に入ってきたことで、奇妙な共同生活が始まります。
世界観としてタカマハラ国と、敵対するヤスナ国があり、それぞれの王は翼をもつ者となっています。白の章はタカマハラ国が舞台、黒の章はヤスナ国が舞台となるようです。
本作は乙女ゲームでは珍しく主人公の女の子が2人います。プレイ前、「主人公はアキとカヤナのふたりだが、攻略キャラはみんなカヤナ贔屓になる。プレイヤーはアキ寄りのため、複雑な気持ちになる」という情報を得ていたので、てっきりカヤナ自体がプレイヤーから見ていい印象の人じゃないのかと思っていました。
しかし、カヤナはめちゃくちゃ魅力的でかっこいい人でした。なんなら攻略キャラより強いし男らしくて頼もしいです。みんな（攻略キャラ）が好きになるのわかるー。
世界観が独特で、魔術とか翼が生えた人とか死んだ人とかが普通に出てきます。地名や役職など固有名詞が多く、しかもあんまり説明してくれないので1週目は理解にめちゃくちゃ時間がかかりました。
1周目、最後まで進めたら、次回予告が流れて「カヌチ 黒き翼の章 乞うご期待！」（ドン！）で終わりました。話が全く完結してない。まぁレビューを見て、白の章が前半であることは知ってましたが。黒の章でまた新たにキャラが出てくると思うんですが、そこで白の章の人も含めて全員攻略するのかな？とりあえず白で出てきた6人（+隠し）をやってみたいと思います。
■1周目 オウバ・テオ（CV:乃村健次）
王立警備隊の隊長。48歳。おっさん。全員に漏れなくいい顔してたらいつの間にかオウバさんルートに入ってた。
オウバさんは年のせいか物忘れが激しいようで、星読師のミトシからは『忘却の剣士』と呼ばれています。奥さんを15年前に亡くし、息子も行方不明。しかし、なぜ自分は息子を探さないんだろう？と自問自答しており、どうやら自分で記憶を封じ込めているよう。忘却の剣士の伏線に早くもびびった。オウバさんの初恋の人がアキに似てるらしいです。アキのお母さんだったりして。知らんけど。しかし、オウバさんルート、アキはほぼ空気で、カヤナと絆を深める感じだったよ。あれ。
採掘めっちゃ楽しいですね！90日段階で、お金が貯まったので50万デイロの馬を買ってみました。いやこの馬すごい。めっちゃ採掘が捗ります。100日になった時点で依頼をこなしきってしまい、暇になりました。とりあえず採掘して素材ストックをつくったおかげで、依頼追加されたらその場で鍛治して渡せるように。品評会は自動イベントかと思ってぼんやり見てたら武器提出を求められてびびりました。アマテラスを作っといたおかげで優勝できてよかったです。もっと下のやつでも良さそうだけど。
それにしてもアキの蚊帳の外っぷりがすごい。乙女ゲームは自分の名前をつける派なのですが、アキの方に自分の名前つけてしまった（カヤナは思いつかなかったのでそのままにしました）。頑張ってカヤナと他キャラの話に入っていってるのがちょっと悲しい。これ黒の章までいったらアキが主人公然としてくれるんですかね？
王立警備隊の隊員。18歳。まじめ。初対面こそ高圧的に見えたけど、面倒見が良くて優しい（というかこのゲーム、だいたいみんな優しい。王様もめっちゃ優しくて、ブラウル後にやると天使かな？と思った）。
クラトルートでは、幼い頃に生き別れになっていた弟アクトが敵国の兵士になっていて、クラトと衝突する展開でした。この弟が緑川光さんでした（ちがう）。耳がとける。クラトさんのイミナ（真名みたいなもの）をカヤナに教えることで、カヤナの翼が片方戻ります。もう片方はアクトのイミナが関係しているよう。クラトさんルートでも、クラトさんはカヤナのことが好きっぽい感じになってしまいますが、なぜか次回予告ではアクトとアキの恋愛？っぽいのが流れて混乱しました。いやそれはそれで是非ウェルカムだが、クラトさんはアキに振り向いてくれないのか？
2周目は、採掘しすぎて倉庫がいっぱいになってしまいました。倉庫ってキャパあったのか。そらそうか。剣も全種類3～4本ずつ作り、全回復できる料理を30個ずつ作っときました。お金を使わないから150万くらい残りました。3週目は楽できそう。
■3週目 クガミ・タカマハラ（CV:梶祐貴）
タカマハラ国の王様。13歳。王様ですが偉そうなところがまったくなく、ピュアな感じです。翼をもつ者が王、ということに反対する輩から城で命を狙われ、アキの家に匿われることになります。王とばれないよう、言葉遣いを庶民にしようと頑張るシーンがめちゃくちゃかわいかったです。この人も初代王であるカヤナに心酔し、賊から助けてもらったこともあってイミナを教えて翼をカヤナに譲渡します。翼を渡しちゃって大丈夫か？というか翼って渡せるんか。
3週目はお金を一切使わず、素材や武器もストックがあったのであまり採掘しませんでしたが、それでも5時間くらいかかりました。周回プレイ時にイベントが追加されていき、そこでこれまで不明だったことが明らかになっていく感じです。だから初回はあんな意味深だったり説明不足だったりしたのか。話が面白い。ところでお金が250万余ったけど何に使えばいいのかしら。おまけか？
3周して思ったけど、このゲームは私の好きな「地の文がなく、会話のみ読めばいい」システムなので眠くなることがないです。たとえば「外で人の声がする。なんだか騒がしくなってきたようだ。私はカヤナに話しかけた。」みたいなテキスト（地の文）がなく、ガヤガヤしたSEがなって「ねえカヤナ、なんだか外が騒がしくない？」ってセリフだけが出る感じね。それにアキとカヤナのセリフ以外はボイス付きで喋ってくれるので読まなくていいから本当に楽。
話が面白いので恋愛要素皆無でも問題なかったです。でも黒の章で恋愛してくれたらいいな笑
