【乙女ゲーム】AMNESIA(アムネシア)初見プレイ感想 ※攻略対象:シン
「アムネシア」は、記憶喪失になった19歳の主人公がパートナー(攻略対象である彼氏)と一緒に記憶を取り戻していく…というストーリーです。
なんか乙女ゲーやりたいな~と思っていた矢先、BOOK●FFで100円だったのでレビューも点数しか見ずに買ってみました。記憶がないので主人公の個性がない&最初から個別ルートなのでシナリオが充実してそう、と思いプレイ。初見(1週目)は攻略サイトなどをみずに自力で頑張るタイプです。まずは上からでいいのかな?と思い「ハートの世界」へ。
■シン 声 - 柿原徹也
※画像は公式HPより
「ハートの世界」の攻略対象はシンという1つ年下の幼馴染です。主人公はいきなり事故で入院している状態でスタート。そして登場する彼氏のシン。攻略対象が最初っから彼氏、というパターンは今までやったことがなかったのでなんか新鮮でした。そもそもすでに付き合っているということは、このゲームの目的ってなんなのでしょうか…
シンルートは主人公にけがを負わせた真犯人を探す、というサスペンスな展開でした。乙女ゲームで推理していくスタイルって面白いですね。そして出てくるキャラがいちいち濃い。メインの彼氏であるシンと幼馴染のトーマの登場率が高いので、中盤くらいで「これ犯人トーマじゃね?」と気づくことができました。
それにしてもシン以外がかなり怪しく見える展開はすごい。サワも結構怪しく見えるので、サワがシンを好きで、邪魔な主人公を消そうとしたのか?もしくはトーマが主人公を好きで、自分のものにならないからヤケになって殺そうとしたのか?という仮説が立てられます。
とりあえず1回目はノーマルエンドとなりました。犯人は分かっていたのですが、シンとの信頼関係が足りなかったのかな…。その後は攻略サイトを見つつ、シンルートの全エンディングを回収。
<よかった点>
・無個性主人公
記憶喪失という設定なので、プレイヤーとおなじ感覚で進めることができます。セリフはほぼオリオン(ショタ)が代弁してくれるので主人公の性格も気にすることなく進められました。ただスチルにはがっつり顔が入っているので、完全に投影したい人には向かないかもしれないです。顔はかわいいです。でも基本的に無表情気味なのがちょっと気になりました。記憶と一緒に人格もなくなってるんですね。お人形みたいで怖い。
・絵がきれい
立ち絵が複数あり、後ろ姿まであるところには驚きました。振り返り顔とかいいですね。目パチ口パクもあるので臨場感があっていいです。ポーズが同じでも顔が違うパターンもあるのでとてもよかったです。スチルもキレイだと思います。でも立ち絵のほうが上手かな…
・ほどよい糖度
攻略対象が初めから彼氏なので、そこそこの糖度が常にあってよかったです!ほかの人をまだ攻略してないので比較できませんが、シンはキスシーンがわりと大目だったのでそこも新鮮でした。私はあんまり糖度が高いのが好きじゃないんですが(かといってキスもしないのはな~…という感じなんですが)、これはすごく程よい感じでした。
<ちょっと気になった点>
・目的がわかりづらい
前述のとおり攻略対象が初めから彼氏なので、なにをゴールにプレイすればいいのかわからなかったです。「記憶をとり戻す」ってのも1つの目的ではあると思うんですが、それは目指すものというよりストーリーを進めれば自動的に戻っていくものなのかな、と…。しかし、ノーマルエンドで分かったのですがこれ、記憶を取り戻せないパターンもあるんですね…。であれば、「記憶の戻り具合が確認できるパラメーター」みたいなのがあっても良かったかな。
・主人公が殺される
私はこれまで健全な乙女ゲーム(ときメモGSとかコルダとか、高校生の恋愛~ってかんじのやつ)しかやったことがなかったので、バッドエンド回収時に主人公が殺されてかなりびっくりしました。夜の23:30くらいにやってたんですが、合宿の深夜の選択で「ウキョウ」を選ぶとBAD END(犯人はオレじゃねえよ)と攻略サイトにあったので、「”オレ”っていうのはシンのことかな?彼女に信じてもらえなくてかなしくて別れようって言ってくるのかな?」と思ってプレイしたのですが…まさかの…変貌したウキョウの顔が怖すぎて夜中に叫びそうになりました。乙女ゲームで殺されるとか初めての体験…!
もう1つのBAD ENDも殺されちゃったんで、あ これ殺されやすいやつなんだ…とそこで気づきました。こわい。初見でBAD ENDだったら泣いてたかもしれない。
<めちゃくちゃ気になった点>
・服装
これは…圧倒的服装っ…!説明書をみずにプレイしていて、立ち絵だけでも「ちょっとアレだな」とは思っていたんですが、シンだけは比較的まとも?な気がしていたので、気にしないように努めていました。でもプレイしながら何気なく見た説明書の登場人物欄に…載ってたんですよ。彼の全身が…!なぜ左右で色の違うパンツ?それ靴どーなってる?全身を見てしまってからはどんなにかっこいいことを言われても「いやおまえ私服やばいやん…」という思考が邪魔して浸れませんでした。ただレビューを漁ってもそんな風に気にしている乙女は全然見当たらず。え わたしが変なの?
合宿深夜にサワちゃんの悲鳴で全員起きてきたんですが服がそのまま…いやその恰好で寝てたん?ぜったい寝づらいやろ!と画面に向かって突っ込んでしまいました。おそらくそんなこと気にしてたら乙女ゲームなんてやってられないんでしょうが…
そんなこんなで突っ込みどころが激しくあったんですが総合的にはまあまあ面白かったです。明日はダイヤルートにしようかと思います!